JAZZ SUMMIT TOKYO広報 杉浦です。

 

 

クラウドファンディングは終了しましたが、
JAZZ SUMMIT TOKYO SUMMER FESTIVAL 2015当日までこちらのニュースは更新していきますよ!
定期的にチェックしてくださいねー!

 


さて、今回はSrv.Vinci・常田さんのインタビューをご紹介。
運営メンバーと同世代ということもあり、それはそれは、話が盛り上がりました。
というか、盛り上がりすぎました。
話が逸れては戻り、逸れては戻りの繰り返し。
正直、たくさん切りました。(笑)

このゆるい空気感をなるべくそのままお伝えするため、ほぼ話し言葉のまま掲載します。
それではどうぞ!

 

 

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・常田さんの音楽歴について

 

 

江崎(JAZZ SUMMIT TOKYO):Srv.Vinciはどうやって始まったの?

 

常田(Srv.Vinci):10代の頃に石若(駿)とソニーでレコーディングしたのがきっかけですね。・・・それはお蔵になったんだけど。(笑)

 

江崎:(笑)(常田)大希は何の楽器から音楽に入ったの?

 

常田:家に楽器がいっぱいあって。だから自然に・・・昔から・・・って感じです。

 

江崎:(笑)じゃあ正式な音楽教育は受けてないの?

 

常田:一応音楽はチェロを習ったかな。

 

江崎:へー!じゃあ音楽教育はチェロから入って、それから家にあったいろんな楽器に手を出して・・・。

 

常田:そうだね。

 

江崎:すごい面白い!楽器が家にいっぱいあったということは、ご両親は演奏者だったの?

 

常田:母親はクラシックで、父親はジャズをやってた。両方ピアノ。

 

江崎:へー!え、それは職業?

 

常田:母親は(ピアノの)先生です。親父は、ロボット。

 

江崎:ロボット!?

 

常田:ロボットのエンジニア。

 

江崎:へー!じゃあ音大のジャズ科に在籍して音楽に打ち込んでいたわけではなくて・・・。

 

常田:あ、でも一応東京にいた時は、それで一応小遣い稼ぎくらいはしてたみたいよ。

 

江崎:なるほど。じゃあ、学生時代はバンド活動みたいなことをやってたの?

 

常田:そうだね。高校生の時にオリジナルやってました。みんなをドン引きさせるっていう・・・。(笑)

 

額田(JAZZ SUMMIT TOKYO):わかります。高校の一年生の時からオリジナルをやってしまうっていう。先輩から話しかけられないっていう。先輩から無視されるっていう(笑)

 

常田:(笑)あるよねー!みんなあれとかやってるでしょ。バンプ(BUMP OF CHICKEN)とか。

 

額田:うちはホルモン(マキシマム・ザ・ホルモン)でしたね。全員ホルモン。

 

 

 

・ ジャズについて

 

常田:ジャズは開けてきた感じがあるし、クラシックも現代音楽もそうだけど・・・。そういう感じはしてるけど、ジャズとかっていう音楽自体が今の所、日本のメジャー音楽シーンから相手にされるような音楽ではない。どうしても、しょうがないんだけど、メジャーシーンの考え方と相入れるのは難しいと思う。でもそんなこと気にする事はなくて。まったく日本を意識したくないじゃん。ジャズでもロックでもポップでもなんでも、世界目線でポップであれば俺はいいと思うけどね。最終的に目指すのは。そう思ってやってますよ。

 

江崎:んーほんとにそうだよね。・・・あれだね、この取材の文字起こしは文章からアーティスト性が感じられるようにやんなきゃだね!

 

額田:「そう思ってやってますよ。」のところね!

 

常田:(爆笑)。JAZZ SUMMIT TOKYOは生の復活を望んでるわけですよね?生シーンの復活を。

 

江崎:そうだね。

 

常田:額田くんもミニマルを人力でやるわけだから。

 

額田:うん。

 

常田:パッドでやっちゃえばすぐできるのに。

 

江崎:(笑)そう、この前もレコーデイングあったんだけどさ、もうなんか「これめっちゃ時間かけて録ってるけど、4小節単位でペーストして繰り返せば一瞬で終わるよな」ってなって・・・。

 

常田:え、繰り返さなかったの!?

 

江崎:絶対繰り返さないんだよ。

 

常田:まじで!?鬼だな・・・。(笑)

 

額田:(笑)全部弾く。もちろん。

 

常田:俺でさえ結構(パッド使って)やるのに・・・(笑)え、(1曲)通して撮るの?

 

額田:10分ぐらいの曲とか、長いのは2分ずつで区切って録るけど・・・。

 

常田:全部弾かせんの?

 

額田:弾く弾く。100%弾く。

 

常田:すげえ、頭おかしいな・・・。(笑)

 

江崎:(笑)やっぱり人力であることに意味があるからね。

 

常田:ちょっとぐらいは音が変わってほしいってことなの?

 

額田:いや・・・なんか、弾いてるのが好きなんだよね。実際に演奏者が弾いているっていう説得力がすごい好きで。だからライブが好きなんだよね。

 

常田:いやーそれはわかる。

 

額田:だから全部弾かせる。

 

常田:うん、ほんとそうだと思う。演奏している姿がかっこいいんだよね。そこにコンピューターを使うと、人間が出し得ない音を出せるじゃないですか。で、やっぱ人間って現実から連れ出してほしいっていう願望があるから、ゲームとかで遊ぶわけでさ。そういうのに対抗しなきゃいけないと思う。ちょっと目をそらしているような気がする。

 

江崎:表現の幅としてはコンピューターが出てきてすごい広がってるけど、ただ同時に失っているものもたくさんあるよね。ゲームの話だと、今のところ(ゲームでは)3次元的な感覚・体験を養うことはできないし。

 

常田:でもそっち(=現実)によれば、またみんな戻って来る可能性もあるよね。そっちに惹かれる気持ちもわかるし、そっち系の音楽(=コンピューターを利用した音楽)の客層が若いっていうのもわかる。あれよね、最近思うには生楽器って下火よね。だからジャズとかも下火になって・・・。

 

江崎:生楽器使うとコストがかかるからね。

 

常田:そういうの面もあるんだろうな。生(楽器)のレコーディング費用って半端じゃないもんね。

 

額田:レコーディング費用って、ミュージシャンの取り分と合わせて最初に渡される金額に入っちゃってるからね。「全部で◯◯円ね」って頼まれるから・・・。

 

江崎:だから自分の取り分を増やすには、なるたけ打ち込みで済ますしかないもんね。というかさ、ジャズ界とのつながりはあるの?

 

常田:ジャズ系の友達は多いね。プレーヤーとして頼む時にはジャズマンが多い。・・・でも俺がジャズマンとして呼ばれたことはないかな。結局「外部から来た変なヤツ」っていう位置づけでしか呼ばれてない。だからあんまり関わりはないね・・・。

 

江崎:やっぱ駿が最初だったの?がっつりジャズマンとして関わりがあるのは?

 

常田:そうだね。

 



・最後に


江崎:JAZZ SUMMIT TOKYOに対してなんかありますか。


常田:ほんと・・・尊敬しかないですよ。


額田・江崎:(笑)


常田:見せ方にこだわるっていうのは、本当に避けられてきたことだから、ジャズは特に。音をプロデュースすることに終始してきたから。・・・尊敬しかないです。ほんと大事だと思う。(見せ方を考えることは)普通にやるべきところだと思う。日本の公民館でバッハ弾くのと、ヨーロッパの教会で弾くのとでは曲違うようなもんだから。(見せ方は)楽譜と同じくらい大事だと思う。


江崎:そうだよね。しかも今は一人でできることがめちゃくちゃ増えてきてるから・・・昔は、ミュージシャンは音を作ることに集中して、その見せ方はデザイナーがやってたけどさ。自分たちの音楽をどう見せていくかって、今はかなりミュージシャンがコンントロールできるからね。


常田:あえてシンプルな見せ方でもいいのかもしれないんだけど・・・、ただ、そこに

意識を向けられるっていうのは絶対重要だよね。(ジャズは)音楽だけ抽出して聴いたら、ほんとに高度だし、魅力的で。そこを伝えるっていう使命がありますよね、JAZZ SUMMIT TOKYOには。


江崎:皮肉にもクラシックみたいに、うまいことハイソサエティの金持ちがくっついてもないし、クラシックほどの伝統もないから・・・・。


常田:でも、もうそういう方向に行ってるよね、ジャズも。パトロンがいてさ。自分たちで回していくっていう感じじゃなくなってる。


江崎:(自分たちの)同世代の意識が変われば、きっと大きな波になると思うんだけどね。


常田:いろんな会場でもやってきてるけど、マイノリティっていうことに目を背けちゃいけないと思う。難しいことやってるからって構えていくべきじゃない。ちゃんと伝えようとしないと。・・・痛みは伴うけどね。(笑)


江崎・額田:(笑)


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「おのれがおのれを表現しうる――そんな安易な考へに頼つてゐるかぎり、われわれはせせこましい告白のリアリズムから脱け出られぬであらう。われわれが敵としてなにを選んだかによつて、そしてそれといかにたたかふかによつて、はじめて自己は表現させられるのだ」(福田恆存『自己表現』)

某カルチャーサイトのメールマガジンで某ライターが引いていたのを思い出しました。


常田さんは、何と、たたかっているんでしょうか。

それはわかりませんが、でもとりあえず、何かとたたかっていることはわかります。

たたかっている人は魅力的ですよね。


たたかってる常田さんをご覧いただけるのはこちら

予約しないと入れないかもですよ!



次回はまた出演者取材記事を掲載します。

それではまた!



JAZZ SUMMIT TOKYO広報 杉浦

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